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78〜79幹事 中村 詩朗

 クラブ発足から5年を経過した式典。つい昨日のように思われるのだが、今振り返えってみると、当時は、ロータリーがどっちを向いているのか、又どっちを向いているべきものか、会員皆で右往左往しているうちに、ともあれ一段落ということだったと思う。三宅パストガバナーのお言葉に「ロータリーの特徴の一つは。その綱領が不変なものでなく、時代と環境を反映して進歩して行くところにある。そしてそこに未完成の美がある」というくだりがあったが、その意味では、試行錯誤も大切であるといえるのではなかろうか。
 当クラブの5周年から10周年にかけての5年間というものは、一応既設ロータリークラブとしての安定と漸進の時期であったといえよう。これは悪く言えばマンネリ化の傾向を示すものかも知れない。しかし、逸見10周年記念委員長の発言のとおり、10年を節目として、当クラブの持ち味を生かし。ユニークなクラブとして今後の発展向上を期したいと思う。と言っても、何も奇を衒う訳ではない。背伸びせず、卑屈にならず、小人数のクラブとしてのあるべき奉仕活動を模索しつつ、常により良い明日を目指して進もうと考えている次第である。
 周囲の諸先輩の温いお心遣いのもと、10周年を迎えるに当り、一つの節目に達した当クラブとしては。もう一人前のクラブとして、更にこれからの5年、10年、ウント ゾー ヴァイターと胸を張って進んで行きたい。
 当クラブ各委員会の活動については、別項の各委員長報告のとおりであるが。10周年に幹事の職にある者としての感想を、私見ではあるが付記しておく。

■■ 出席 ■■

 「ロータリーは出席に始まり、出席に終る」という言葉があるが。当クラブは発足以来、出席を重点目標として来た。そして過去5年平均で98.39%の出席率を、創立以来の出席100%4名、この5年間の出席100%16名を数えている。私自身所謂出席競争にあまり意味を感じていない。出席競争は36分出席の是認 メーキャップの食い逃げを誘発したのではないか。あくまでホームクラブヘの出席が主であり、メーキャップも実のあるものでなければと思う。

■■ 親睦 ■■

 当クラブにあっては、小人数の良い面が親睦活動を緊密にし、特に家族会はその企画において異色ある充実ぶりを発揮して来た。その上代々の委員長に人を得、親睦活動についてはいささか誇りうるものがあると思う。

■■ プログラム ■■

 歴代委員長の努力により、客話の内容は多方面にわたり、かつ有意義なものが選ばれ、又。他クラブヘのスピーカー要員も2、3名を擁し、まずまずのところといえよう。期首に年間のプログラムを作成する慣例は、プログラムの強直化を招くので。下半期のプログラムの作成は、もっと遅らせるべきではなかろうか。

■■ 職業分類・会員増強・会員選考 ■■

 会員増強について「質か量か」という問題提起がなされたことがあったが。二律背反であるとは思わない。当クラブでは現在48名を数え、来年度は50名でスタートすることに確定しており。更に今後10数名の増加を目標としているがクラブの一つの柱ともいうべき親睦の点からみれば小人数クラブも味のあるものといえる。私としては新入会員を厳選して、短期間での退会者を出さないことにより会員の漸増を計ることが理想と思う。会員の選考もその点に留意して、その困難さと重大さを再認識したい。職業分類については。年々その見直しが行われ、当クラブテリトリーの特色を表わし得たものとなっていると思う。

■■ 会報 ■■

 速報性と記録性の週報、多くの写真と多彩な内容の季報という二本建であるが。特に季報については、各年度により重点の置き方が異っているのも面白い。10年を経た当クラブとしては、これから特色のある季報としての定着と充実が見られるものと思う。

■■ 広報 ■■

 奉仕活動もさることながら。単に宣伝ではない対外的広報活動により、地域住民との結びつきが緊密化されうると思う。又、昨今のビデオの普及は、クラブ諸行事の記録という点から内部広報に一役を荷うものとして、今後の利用が望ましい。

■■ 雑誌 ■■

 唯一言「ディスカバリー ロータリーの友」と言いたい。

■■ R情報 ■■

 委員会構成がベテラン会員によるということもあり。他の委員会との共催の炉辺会合、例会でのミニ情報、新入会員のインフォメーションとその活動は年々活発化している。

■■ S.A.A. ■■

 単にスマイルボックスの窓口でなく。真に会場監督たる実を挙げることは。言うは易く行うは難しいことである。しかし、今後は当クラブでも、会長経験者がS.A.A.となることにより、その実が期待できよう。

■■ 職業奉仕 ■■

 ロータリーの原点の一つでもある職業奉仕において、当クラブでは職場例会が効果を挙げていると思う。四つのテストが、単に壁面の飾りでなく、全会員の胸中にあり、意識せずにそれが行動に現われるようになりたいものである。

■■ 社会奉仕 ■■

 この5年間の当クラブの社会奉仕は、それ以前とはや、質的に変更を見せているように思われる。これはロータリーとしての社会奉仕のあるべき姿についての模索の現われ、進歩への努力と評価したい。特に地域住民との懇談会を持つことにより対象とすべき問題点を把握していくという方法は、地域青年会との定期会合とともに。地域住民とロータリーの結びつきの強化につながる極めて有意義なものといえるのではなかろうか。

■■ 国際奉仕 ■■

 この部門はむしろ、高松4クラブ、香川分区或は第267地区として合同での奉仕活動に参加する機会をまちたい。しかし、当クラブとしても、海外技術研修生、留学生との交歓など。ささやかでも。小人数クラブとしてなしうる活動は続けて行きたい。

■■ その他 ■■

 当クラブには米山記念奨学会委員会は設置されていないが、年々その見直しが行われ。遅まきながらも、10周年記念事業の一環として、急拠の呼びかけにしては相当額の寄付をなしえたこと、当会員の米山記念奨学会に対する理解の現われと受けとめたい。
 10周年を期に、先輩理事の活動を踏まえ、埋立新造地などについて当クラブのテリトリーの表現の明確化を行い。次いで内規の補充、整備を実施したほか、会長イレクトは次期副会長との兼務を廃し、全委員会に所属するものと定め、イレクトとしての職責を明確化した。