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それでは大変僭越ではございますが,田渕先生のご紹介をさせていただきます。
田渕先生は昭和16年生まれ,東京都のご出身でございます。また,聞くところによりますと,大変私どもとなじみ深く,奥様は高知県のご出身だそうであります。
先ほど司会者からございましたように,東京芸術大学の教授,そして日本美術院の評議員をされておられますが,東京芸術大学の大学院を修了されまして,その後アメリカ,イタリアに留学されておられます。そしてその後,愛知県立芸術大学を経て東京芸術大学の現在教授であられます。
先生の代表的な作品といいますのは,みなさまもご承知の方も多いかと思いますが,昭和43年「ヨルバの神々」で53回院展に初入選されまして,大変注目された先生であります。
その後,昭和57年,67回院展では「流転」,これは日本美術院賞を受けられております。
その後,院展に毎回出品されながら,輝かしい賞をいただき,今日に至っております。
そして現在は,「大地悠久」をライフワークといたしまして,創作活動に専念されるかたわら,後進の指導に当たっておられます。
今日はこのあと,引き続いて皆様方にご観賞いただく,日本美術院百周年記念展,その観賞の手引きとなるようなお話を,日本画の観賞の仕方について,先生にお話をしていただければ,日本画の観賞がより深いものになるのではないか,と期待しております。
なお先生には,特に私どもにご縁がありますのは,今度,今治と尾道間に,瀬戸内海しまなみ海道ですか,それが開通の予定でございます。来月1日とうかがっておりますが,愛媛県寄りにあります大三島に美術館がございます。その美術館に先生の作品の展示室が特別に設けられると,うかがっております。
それで先生は,その展示室のオープニングにこの式典終了後,大三島の方に向かわれるそうであります。
それでこれから私どもも,向こうに橋が出来ますれば,たびたびうかがう機会があると思いますが,その節にはぜひ大三島の美術館に立ち寄りまして,先生の作品をご観賞いただきたいと思います。
また今日の展覧会でも,先生の去年春の院展に出品されました「泊」という題の作品が展示されておりますので,後ほど,ごゆっくりご観覧いただきますよう,お願いいたします。
大変簡単ではございますが,先生のご紹介に替えさせていただきます。
先生,よろしくお願いいたします。
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