TOP > 30年誌 > 30周年記念祝賀会を司会して

〜音楽につつまれて〜

植松 おさみ

 MC(司会者)皆さま,本日はお忙しいなかお集まり下さいまして誠に有難うございます。記念式典に続きまして,会場をここ,リーガホテルゼスト高松,ダイヤモンドの間に移しまして,只今から高松西ロータリークラブ創立30周年記念祝賀会を始めさせていただきます。
 ピーンと張り詰めたなか,格調たかい進行でおこなわれた記念式典をとどこおりなく終了した後の祝賀会は,ウェルカムドリンクを手にした高松西ロータリークラブの会員をはじめ,お手伝いいただいた奥さま方もほっとひと息,口もとに笑みを浮かべたなかでスタートとなりました。
 祝賀会では,お越しいただいた御来賓の皆さまに,楽しくゆったりとした時間を過ごしていただきたいと言う事から,会場の設営から接待,進行,料理,飲みものなどにも,細かな気配りがされていましたが,それよりなにより,この日の奥さまみなさんによる笑顔は最高の演出となりました。
 MC・・・祝賀会,先ずは記念演奏会でお楽しみいただきたいと思います。声楽家,藤原フサヱさんの記念演奏でございます。藤原さんは香川県の観音寺市の出身で〜
 どうぞ皆さん,拍手でお迎え下さい。・・・
 スポットライトの照明に浮かびあがった藤原さんは,アッと息を飲むような華やかなドレスを身にまとい,零れるような笑顔,身のこなしは,一瞬のうちに会場をクラッシック音楽の世界につつみ込みました。「皆様こんにちは!!そして,高松西ロータリークラブ30周年おめでとうございます。こんなおめでたい会にお呼びいただきましてありがとうございました。おめでとうの気持ちをこめて唄わせていただきます。」
 音楽の都,ウィーンで勉強をされた後,地元を中心に音楽の普及に努めてこられた藤原さんの確かな実力と豊富なステージ経験からのうたとおしゃべりは,さわやかな,気持ちの高鳴りとなって会場を埋め尽していきました。割れんばかりの拍手のなか,アンコールの声にこたえて藤原さんは,「暖かい拍手,ありがとうございます。皆さまの御健康をお祈りして私の最後の曲です。よろしければ御一緒にどうぞ!!」この言葉におやっと思ったとほぼ同時に,ピアノが,なんとロータリーのうた(奉仕の理想)の伴奏を始めました。おおっと言うどよめきと拍手がおこる中,藤原さんの澄んだ歌声と会場のロータリアンの声が重なり,まさにステージと客席とがひとつになった演奏会のフィナーレとなった事は言うまでもありません。
 すばらしい音楽の後の美味しいお食事に会話が弾み,至福のひとときを過しながらの祝賀会もおひらきになりましたが,御来賓のある方の,“少し飲みすぎたナァー”又,ある奥さまの,“ちょっと食べすぎたみたい”のつぶやきは,祝賀会の準備にあたった担当者にとっては最高のごちそうと言えたようです。


※この日の演奏にあたった2人の若き音楽家,日俣綾子さん(ヴァイオリン),植松亜美さん(ピアノ)<いずれも,桐朋学園大学在学中>には,未来に向かっての心からのエールを送ります。

藤原フサヱ氏経歴

 武蔵野音楽大学声楽科専攻科終了,ウィーン国立音楽大学リート・オラトリオ科卒業。ドイツ・デュッセルドフ歌劇場の研究生として合格,この間オーストリアにて,多数のコンサート,テレビ,ラジオに出演。故立松フサ,上浪明子,故木下武久,E.レティ,H.ドイチュ(ウィーン),L.ヌバー(ニューヨーク)各氏に師事。帰国後,H.ドイチュの伴奏にて東京,高松等で10回のリサイタルを開催。四国二期会会員として1977年より連続して22年間オペラ,コンサートに出演している。二期会では「フイガロの結婚」のスザンナ,伯爵夫人役,「ドン・ジョヴァンニ」ではドンナ・アンナ,ドンナ・エルヴーラ役,「魔笛」パミーナ,「コシ・ファン・トゥッテ」デスビーナ,「電話」ルーシ,「カルメン」カルメン,「脳死をこえて」森子役等,高松短期大学音楽科主催による「ヘンゼルとグレーテル」グレーテル,「夕鶴」つう役を演じる。又「第九」「メサイア」「モーツァルトのレクイエム」等のソプラノ・ソリストもつとめている。NHK洋楽オーディション合格。四国二期会副理事長,事務局長を兼任し,オペラ制作を担当。日本シューベルト協会会員。現在,高松短期大学音楽科教授。

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