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 高松西ロータリークラブが創立30周年を迎えました。いま,時代は大きく変わろうとしています。21世紀はもうそこまで来ています。
 ロータリーとは何なのだ?
 みなさまの協力でアンケート「ロータリーと私」をまとめました。でも,それはロータリー活動の一面でしょう。
 アンケート「夫をロータリーに送り出して」と重ね合わせて読んで,初めて本クラブの実像が浮かび上がってくるように思えます。評論家の中には,「21世紀は女性の時代」と,予見する方がおられるほどですから,この視野も必要でしょう。
 そして最後に,本クラブの米山留学生張蕾さんから「私の見た日本の男性」なる寄稿をいただきました。アンケート結果によると,21世紀は「国際化」の時代だ,ということになっております。
 なお,会員65人のうち,アンケート「ロータリーと私」への回答は36件,同「夫をロータリーに送り出して」は44件でした。この結果からもご夫人方のロータリーに対する関心の強さがうかがえます。ご協力ありがとうございました。
 アンケートの結果は別表の通りです。この結果に,会員のみなさんのロータリーに,職業に向けられた真撃な姿勢に改めて敬服しました。同時に,コメントの部分については,いささかの“独断と偏見”が許してもらえるのではないか,と思いながら筆を取りました。

アンケート

 「ロータリーと私」

 わが高松西ロータリー・クラブの会員はこの30年のクラブとのかかわりを一体どう思っているのだろうか。回答結果からはこんなイメージが出来上がってくる。
 どなたもロータリーに入って「良かった」とは思っておられるようだ。80%くらいの人はそうだ。しかし実は「辞めたい」と思うことがある。その思いは結構強い,とみました。
 「元気な限り,ロータリーに残るか?」と問われれば「当然」と答えるつもりだ。しかし年齢や仕事のことを考えると自信がない。その自信は,60%くらいかな。その証拠に,「お子さんをロータリアンにさせたいか」と問われたら,56%,同じ程度くらいしか自信がない。
 どうして,ロータリアンとして,強い自信が持てないのだろうか?
 一つの大きな理由は,ロータリー活動に自分が「あまり貢献していない」と思っているからじゃないのだろうか。この辺のアンケート結果は実によく似た数字が並んでいる。
 クラブの地域への貢献度についてだって,「まあまあ貢献」していると考えている程度で,この点でも及第点ぎりぎりというところだろうか。
 本クラブの活動を「もう少し積極的」とも思うが,真剣にやればしんどい。では「このままで良い」か。いや,それではダメだろう。どちらの考え方にしても,過半数の意見にはならない。
 では,本クラブは21世紀を目前に,どのような取り組みが必要なのでしょうか?
 意見の多い順に並べれば
社会奉仕45% 職業奉仕27% 国際奉仕11% 青少年奉仕7% クラブ奉仕7% その他3%
 私たちが住む高松の将来について,どう考えておられるか尋ねてみました。
 60%近い会員は「他の都市並みに発展する」だろうと考えておられます。妥当な回答でしょう。問題は,残りの方のほとんどが「将来像は暗い」とされること,さらに心配なのは「かなり発展する」と見る人が誰もいないことです。
 目を世界に向けて見ましょう。少なくともこの半世紀については,世の中をしっかりと見つめて来られた方たちの集団です。20世紀を象徴するキーワードを15項目設定しました。それこそ独断と偏見から選ばせてもらったもので申し訳ありません。その結果を多い順に並べてみます。
自然破壊31% 国際化23% 戦争17% 物質文明8% 平和5% 情報化4% 腐敗4% 工業化4% 経済3%
 トップが自然破壊だったのには,感銘したというか,いかに事態を深刻に考えておられるかを知った驚きです。提案に終わったのは残念でしたが,今期の事業の一つとして,あのゴミの島,豊島をみんなで見学しようというのがあったのも,この辺りの考え方が反映していたのでは,と考えたりもしました。
 最後の質問になります。
 同じキーワードで,来るべき21世紀をどのように予測されているか,考えていただきました。その結果も多い順に紹介します。
国際化34% 情報化24% 自然破壊15% 平和6% 宗教6% 戦争3% 工業化3% 物質文明3% 経済3% 農業化3%
 トップは国際化,次いで情報化でした。本クラブがここ数年,海外交流や研修旅行にカを入れてきたことも,前期に他のクラブに先がけてパソコン教室を開き,もう一歩のところで,四国のクラブをインターネットで結ぼうという大構想が実現しかけていた実現は,アンケートの将来像とぴったりしていた,と感心しました。

 

 

アンケート

 「ロータリーに夫を送り出して」

 アンケート「ロータリーに夫を送り出して」は,ロータリアンの夫をその妻たちはどう見てきたか,を検証した記録とみて良いでしょう。男の立場でまとめた先のアンケートと,ぜひ読み比べていただきたいものです。では調査結果に入ります。
 主人をロータリーに参加させた結果,ご主人がどう変わったか,です。
 ご婦人たちはほぼ全員が「変わらない」と答えています。「業務に熱になった」人も7%いるようでが,例外としていいでしょう。
 夫婦,家族の会話も余り変わりません。
 大きく「変わった」点を捜すと,「交友関係が広がった」とする人で84%もいます。それも「夜の会合」を上げた人が71%もいます。ただ趣味はそう広くなった様子もありません。
 ものの見方はどうか。半数以上の夫人が「広がった」としているのは,評価できるかも知れません。でもロータリアンになって知人,友人の評価も「そう変わらない」とするご夫人が大部分です。
 ここまで見てくると,ご夫人たちはご主人をロータリーに送り出して,何のメリットがあったというのでしょう。
 経費面から見ても「出費がかさむ」と考えるご夫人がちょうど半数にのぼっています。
 良妻タイプのご夫人が多いと見ました。いろいろ問題はあるがご主人の言うことです。聞いておきましょう。一応,主人を顔の立つようにしておくことが大切です。
 ご夫人の77%はロータリー活動に理解を示し,88%の方はロータリー活動に参加しました。
 しかし参加した理由はどうだったか?
 「楽しかった」60%,「主人に言われて出たがあまり出たくはない」37%,「緊張した」3%。問題はこの「楽しかった」人たちを多いとみるか,少ないとみるかではないでしょうか。
 ご夫人が参加して楽しかったのはやはり「親睦旅行」でした。
 本クラブに女性会員がいません。ご夫人たちはどう思っておられるのでしょう。賛成13%,反対10%,ほとんどの方は「分からない」と判断を避けました。自ら入会してみようという方は8%。
 でも,ご主人がロータリーに入って良かつたと判断されている方は79%います。先の男性会員のアンケートの80%とぴったり同じ結果です。夫唱婦随と言うではないですか。ロータリー活動のエネルギーの源泉を発見した思いがしました。